きものモアレについて
たおやかに生きる、たおやかに。
そんな女性をイメージして
「ろうけつ染め」という技法で、着物の制作をしております。
ろうけつ染めについて
さまざまな種類のロウを調合し、
高温で溶かしたものを筆で、生地に塗り模様を描いていきます。
ロウは防染の役割をし、
染めとロウ描きを繰り返すことで
幾重にも色が重なり合う技法です。
きものモアレのものづくり
私の着物はたくさんの
「京都の職人さん」に支えられています。
・国産100%の絹にこだわっている生地屋さん
・寸分くるわない色をつくる引き染め屋さん
・色、柄を定着させる蒸し屋さん
・手縫いでお客様の寸法に合わせてくれる
仕立て屋さん
私の着物づくりは決して一人ではできない、
この地に住んでこそのものづくりです。
そんな中で手作業で描き、
染めることでしか表現できない染色の奥深さを
大事にしています。
作家について
片倉 志織 katakura shiori
1982年生まれ 京都在住
2005年 京都精華大学テキスタイル科卒業
同年 着物作家青野保夫氏に師事
青野工房で勤務しながら制作を続ける
2013年 娘を出産、退社
2014年 きものモアレを本格始動
以下賞の経歴
2009年 シルク博展入選
2011年 彩芸展青年会 知事賞受賞
2012年 京都ビエンナーレ入選
2014年 シルク博物館第23回全国染色作品展 入選
